潜降はダイビングの基本技術です。その日のダイビングが安全で楽しいものになるかは潜降をスムーズにできるかにかかっています!
潜降の重要性
ダイビングは海の中に潜らないと始まりません。潜降する際にたくさんエアーを消費したりするとダイビングの時間も短くなってしまうので、いかにスムーズに潜降できるかでその日のダイビングを楽しめるか決まってきます!
スムーズな潜降ができると、耳抜きやバディとの連携、エア消費の管理がしやすくなる。
潜降はダイビングチームメンバーと同じ深度を保って潜ります。
1人だけ早く行ってしまったり、遅かったりするとその時点でロストしてしまいダイビングが終わってしまいます。
周りのメンバーと目を合わせて同じ深度を保って潜降することで、エアの管理もできますしバディと連携もできます。

周りに合わせるのではなく自分のペースで
水面集合してからインストラクターの指示で潜降することが多いですが、初心者の時期に多いのが周りに合わせて周りのタイミングでOKサインを出してしまうことです。
水面を泳いだ後は息が上がっています。
息が上がった状態からの潜降は気持ちの焦りを引きずったままのダイビングになってしまうので、周りに合わせるのではなく自分のペースでOKサインを出してください!
気持ちが落ち着かない時、私は水面集合の際にBCDに空気をパンパンに入れて、しばらく顔を上にあげ空を眺めることにしています。
BCDに空気がパンパンに入っていると、海水が口に入りづらくなるので深呼吸がしやすくなります。
潜降前は緊張もあるので、気持ちを落ち着かせてから潜れるようにそれぞれの落ち着き方を覚えておくといいと思います。
潜降前の準備
安全なダイビングを楽しむためにも潜降前の準備が大事です。準備を怠っていると気持ちが焦り呼吸が荒くなります。
装備の確認
○BCD(浮力調整器)やウエイトの適切な装着を確認。
着用するその日のスーツがドライスーツなのかウェットスーツなのかによってウエイト量も変わりますが、インナーの量によっても変わるのでインストラクターにも相談して適正ウエイトを着用します。
○レギュレーターやマスクの状態を再チェック。
器材の状態をチェックします。エアが漏れていないか、マスクが汚れていないかなど、その日のダイビングを楽しむために自分の器材を再チェックします。
バディチェック
ダイビング初心者の頃はバディチェックを念入りにしていたのですが、本数を重ねる度に適当になるのがバディチェックです。
私は準備中に声にだして言うようにしていました^ ^
・タンク開けました
・ドライホース繋がってます
・曇り止め塗りました
などを口に出して言うことで周りの人とも共有できるので安心です(^ ^)
バディチェックはもちろんですが、潜る前にはチーム全員で再確認をしたいですね。
潜降前のポジション
ビーチでもボートでもエントリー後に水面集合してから潜降するパターンが多いです。
ドライスーツの場合は、集合場所に泳いでいく間に空気を抜いたりします。
普段から一緒にダイビングを楽しんでいる仲間と潜る場合は問題ないのですが、初めて一緒に潜るダイバーさんが多い場合などは、自分の癖などを伝えておくことが大事です。
潜降に自信がないや、耳抜きに不安があるなど伝えておくとインストラクターだけでなくダイバーも注意してくれます。
潜降前は垂直姿勢をとり、リラックスして深呼吸をします。
この時に、BCDに空気をしっかりと入れると垂直姿勢が安定するので落ち着きます。
潜降前のポジションをしっかりととることで身体の力が抜け、リラックスできます。
この時に再度器材チェックをして不安要素を取り除きます。
・それぞれのホースはしっかり繋がっているか。
・BCDに空気は入るか。
・レギュレーター/オクトパスはフローしないか
・マスクの曇り止めは効いているか
・タンクはしっかりと開いているか
ここまで潜降までに事前チェックができていれば、問題なくダイビングを楽しむことができます!
おすすめダイビンググッズ
ダイビングの潜降時にダイビング器材が引っかからないようにBCDにまとめておけるダイビンググッズを紹介します。
○オクトパスなどのホースをまとめておくホースホルダー
オクトパスのホースがぶらぶらしていると海藻やロープなどに引っかかる場合があります。
潜降時のパニックを避けるためにホースはまとめておいた方がいいです。
○ダイビングベル
潜降がスタートしてからトラブルに気づいたりした際に、インストラクターやバディに異変を伝えるために持っておくと安心です。
○水中ライト
水中はいつも透視度が優れているとは限りません。
数メートル潜ったら3m先も見えない場合もあります。そういう時に私は水中ライトを点灯させるようにしています。
インストラクターやダイビングチームのメンバーに自分の場所を伝えるためにも水中ライトを所持しているとトラブルがあった際に対応できます。
安全で楽しいダイビングをするために、潜降をスムーズにできるように準備しましょう!