Part1では落ち着いて潜降できるまでの準備について書きました。
Part2は潜降時のテクニックについて書こうと思います！
潜降のステップ
水面集合して全員の呼吸が整って、準備ができたらいよいよ潜降していきます。
耳抜きに不安がある方は、水面にいる状態で何度か耳抜きをしておくことをオススメします。
耳抜きがしづらい場合は、冷えていることも考えられるので、耳の下などをマッサージしておきましょう！
1・BCDと肺のエアを徐々に抜く
インストラクターから潜降の合図が出たらBCDと肺のエアを徐々に抜いていきます。
その時に、大きく深呼吸をするように口から息を吐き出していき、肺の中の空気を空にします。
目線を水底に向けると自然とシリンダーの重さで沈んでいくのが分かります。
潜降していく時は、必ず周りにいるバディやダイバー仲間を視界の中に入れましょう。
自分だけが先にいくなどは危険なので、周りのペースに合わせることが大切です！
2・耳抜きのタイミング
水深1～2メートルごとに耳抜きを行います。痛みを感じる前に行うのがポイントです！
痛みを感じてしまうと抜けにくくなっていくので、細かく耳抜きを行うことが大切です。
耳抜きが上手く出来ない場合
深度を少し戻して再チャレンジします。耳が抜けにくい方を水面側に向けて耳抜きすると抜ける場合もあります。
3・潜降スピードの調整
ダイビングの潜降は中性浮力を取りながらスピードを調整していきます。
肺呼吸とBCDへの吸気で調整しながら潜降できるのが理想ですが、最初はロープなどを使ったり、インストラクターやバディに手伝ってもらったりするのもいいと思います。
冬のダイビングはドライスーツが主流です。ドライスーツは、スーツ内にエアが溜まるので、潜降に手こずるダイバーが多いです。
神子元など、深いポイントでのダイビングの場合、先輩ダイバーさんからタンクから潜るといいと教えてもらいました。
潜降してすぐにエアを全て抜いたら、水面を向いてタンクから沈んでいくイメージです。
ドライスーツの排気は腕からなので、身体の力を抜いて両腕を上にあげエアを抜きつつ、耳抜きしつつ潜降していきます。
2mくらい下がったら目線を水底にし、調整をしながらの潜降にしていけばドライスーツの潜降も怖くないです！
潜降スキルを向上させる練習方法
潜降のスキルは普段のダイビング中にも練習が可能です。
着底して生物の写真を撮る時など、フィンピボットの要領を活用し呼吸だけで動きを止められるように練習するチャンスです。
プールでの練習
浅い水深で潜降の基本動作を繰り返し練習します。
プールには梯子など少しずつ下がっていけるような設備もあるので、肺から空気を抜くことで沈んでいく感覚を練習することができます。
結論：潜降の習得はダイビングをさらに楽しくする！
潜降スキルは経験を積むほど向上し、ダイビングをより安全で快適なものにします！
潜降の心配や不安はスキルが向上すれば無くなります。
私は潜降中からGoProで撮影をしたりします。
基本をおさえて繰り返し練習し、自信を持って潜降を楽しんでいきましょう！
ダイビングのオススメグッズ
ダイビングフード
耳抜きが上手くいかない時の原因の１つに冷えがあります。
耳まわりを温めておくことができるのでダイビングフードがオススメです。
